・2020年10月13日例会


10月13日(火)

平重衡供養塔から梟首場・般若寺へ往く

伽藍が悉く灰塵と帰した『南都焼き討ち』

JR上狛駅~環濠集落の環濠跡~大智寺~安福寺~州見台公園(昼食)~奈良豆比古神社~般若寺~JR奈良駅

 

 

さわやかな秋晴れの中、100人の参加がありました。本コースは治承4年(1180)平重衡による『南都焼き討ち』をテーマにしたコースです。JR上狛駅10時集合。

(写真はJR上狛駅での出発式の様子)

上狛駅西に広がる上狛環濠集落を見学。中世以来の環濠跡が村落の随所に残っています。

(写真は環濠跡)

ここから南下。しばらく行くと幕末から昭和初期に建てられた40件ほどの建物が残された風情ある「茶問屋ストリート」を通ります。幕末からこの地ではお茶の栽培が盛んにおこなわれ製茶工場や問屋がたくさん集まっていたそうです。

(写真は風情ある建物の様子)

国道24号線泉大橋を渡り、大智寺に向かいます。本寺は、奈良時代に行基が架けた泉大橋が平安時代に洪水で流され、遺った橋柱(きゃくちゅう)で造った文殊菩薩を祀っています。快慶による作で、CTスキャンにより、像内に2.7cmの小さな阿弥陀如来が納められていることがわかりました。スタッフの解説を楽しみに参加されておられる木津川市在住の方からの資料提供を受け、スタッフにより紹介されました。

(写真は大智寺門前での解説の様子)

恒例のうんちく話では、重衡が攻めあがってきた「焼き討ち」の状況が語られました。  重衡の首がさらされたという般若寺はコスモスが美しく咲いていました。

そしてJR奈良駅のゴールへ、13㎞のウォークでした。

 

 

次回(10月20日)は斑鳩三塔をめぐります。法起寺前に美しく咲くコスモスも楽しめるコースです。皆さんのご参加をお待ちしています。(写真は不成池と首洗池付近にて)