・2018年12月23日例会

12月23日(火)

西ノ京の世界遺産と郡山城下大眺望

 

郡山駅―羅城門―九条公園―薬師寺―唐招提寺―

みやげ処キトラ―平城京西市跡碑―郡山城址―大納言塚―金魚資料館―郡山駅

 

 

本日のコースは西ノ京の世界遺産を巡り、郡山城址で大和盆地の眺望を楽しむという歴史に関心のある方なら歩きたくなるコースです。また各史跡ではスタッフによる解説もあり、より理解を深めることもできる桜井ウオーキングクラブならではのウオークです。

本日の天気は晴れ、冬にしては暖かくウオーキング日和になりました。郡山駅東口10時集合。出発式では中浦会長より本年最後の挨拶があり、また野村リーダーからコース説明がありました。

羅城門跡公園に向けスタートです。佐保川に出て堤を北に歩き、羅城門橋を渡れば羅城門跡公園に到着です。ここで尾花スタッフから詳しい羅城門についての解説がありました。それによりますと、この羅城門は平城京の南端中央に設けられた正門で、正確な位置は佐保川の中にあるそうですが、この門を起点として朱雀門までの間に幅約70mの朱雀大路が通っていたとのこと。また羅城門橋からは朱雀門や大極殿が展望できるようです。残念ながら多数の建物群でよく見通せませんでしたがが、往時の雄大な平城京が目の前に見えてくるようですね。またこの公園にある歌碑4つの紹介もありました。

ここからまた佐保川に戻り堤防を北へ世界遺産の風景を感じながら歩きます。左折れしてJR大和路線を越えれば、九条公園に到着です。この公園でトイレ休憩。尾花スタッフから、ここで発見された富本銭や次に行く薬師寺、唐招提寺についての解説がありました。この公園は、最古の貨幣である富本銭が1枚発見されたところとして知られています。この発見により日本の貨幣の歴史が見直されたようです。

ここからは秋篠川に沿って堤防の道を北に歩きます。城戸橋を渡れば薬師寺の駐車場に到着です。薬師寺の駐車場横でトイレ休憩です。

ここから近鉄橿原線沿いに北に行き、西ノ京駅付近の「がんこ一徹小屋」を見学。一刀彫や組みひも等奈良の伝統工芸の職人さんのお店が並びその作品が見学できます。

五条町の住宅街を通り、唐招提寺の門前の「西ノ京みやげ処キトラで、日和も良くのんびり昼食休憩をとります。

昼食後は尾花スタッフから恒例の蘊蓄話。今回は奈良の読むのが難しい地名の話があり、皆さん見慣れた地名ながら読むのが難しい地名に興味深々でした。

午後のスタートは秋篠川沿いの歩道に沿って2kmほど南へ。このあたりは平城京のころ官製の平城京西市があった所。今は碑と説明板が設置されています。また秋篠川を使って物資を輸送しこの西市に荷下ろしをした船着き場の跡もこの市場に近い秋篠川沿いで確認できます。河川を使った物資流通によって平城京の生活が支えられていたことを実感できますね。

ここからは郡山市内を巡り郡山城址へ。郡山城址の中の天守閣跡に造られた展望台で暖かい師走の大和平野の眺望を楽しみました。また尾花スタッフにから天守閣に関する出土品に関する説明がありました。

この天守閣跡の石垣には各地から様々な石が集められ石垣がつくられたようで、中でも有名な逆さ地蔵を見学。当時の強引な築城の経緯が偲ばれます

 

天守閣跡を後にして城址公園でトイレ休憩です。ここから永慶寺前を通り大納言塚へ。

大納言塚では、豊臣政権を支えた名将豊臣秀長のお墓を見学。ここで野村リーダーから豊臣秀長の名将たるゆえんの解説を聞きました。「秀長が長生きしておれば歴史も変わったかも?」には皆さん納得の様子でした。

ここから郡山市内を歩き、金魚資料館へ。田圃の中にある金魚博物館は数々の「いけす」に囲まれ、中心の金魚の館では金魚に関する多数の資料が展示され、また珍しい金魚が水槽で展示もされており、金魚好きには興味は尽きないところのようでした。

ここからはゴールのJR郡山駅までもう少しウオーキングが続きます。

 

 

2018年最後の例会お疲れさまでした。参加いただいた人数は95名。歩いた距離は13kmでした。

 

新年の最初の例会は18日(火)10時JR奈良駅集合。平城京周辺を歩きます。ご参加お待ちしています。