・11月3日(祝・水)例会報告


11月3日(水祝)

時刻の制度は秩序の仕切り、漏刻台の意義甚大

鹿の首の落下地は、中大兄と鎌足の邂逅地 

 

桜井駅~山田寺跡~飛鳥寺~飛鳥宮跡~飛鳥苑池跡(昼食)~水落遺跡~豊浦休憩所~藤原京跡~畝傍駅

(写真は桜井駅での出発式)

 

 

晴天の明日香。久しぶりに100人の参加がありました。乙巳の変(大化の改新)の舞台を歩き、蘇我氏の実態に迫るというウォークでした。

まず訪れたのが山田寺跡。連子窓などの建築部材が当時の状態のままで出土したのが有名。広い伽藍跡を興味深そうに見ていました。

(写真は山田寺跡にて)

飛鳥寺は、物部氏に勝った蘇我馬子が建てた日本最古の本格的寺院。建立にあたって、百済から先進的な文明も同時に取り入れました。飛鳥宮跡の飛鳥板蓋宮では入鹿が討たれたところ。入鹿の首は飛鳥寺まで飛んだとか。

(写真下左は飛鳥寺にて尾花スタッフから説明中  写真下右は飛鳥宮跡にて)

コスモス畑の見頃が続く藤原京跡で、尾花スタッフから本日のまとめがありました。「蘇我氏は仏教を基礎とした国づくりを聖徳太子(厩戸皇子)と力を合わせて進めました。しかし、蘇我氏が日本書紀で悪者に描かれているのは、勝ち組の藤原氏が、入鹿を討ったことを正当化するために、蘇我氏を悪者として描いたのではないか」とのまとめでした。

昼のうんちく話は、乙巳の変以後、有馬皇子の悲話を中心に、飛鳥の歴代の天皇の紹介がありました。

次回は11月23日(火祝))。天理の廃寺を巡ります。もちろん解説付きです(解説が無いとなかなか分かりません)

 

距離は19㎞と長距離を歩きますので、集合は9時00分です。お間違えないようにお願いします。

(写真下は藤原宮のコスモス園にて)