・2019年11月12日例会


11月12日(火)

きぬかけの路を等持院から仁和寺まで歩く

日本を代表する映画のまち・京都太秦を往く

花園駅―妙心寺―等持院―きぬかけの路―仁和寺―こもれびの広場―蚕の社―広隆寺―蛇塚古墳―東映太秦映画村―源光寺ー太秦駅 

本日のコース企画は京都市の北西部に位置する、花園の妙心寺、等持院から仁和寺までのきぬかけの路を歩き仁和寺へ、そして太秦の広隆寺・東映太秦映画村を巡る晩秋の京都を味わえるコースです。 

 

本日の天気は快晴、絶好のウオーキング日和です。JR花園駅10時集合。出発式では会長挨拶、中本リーダーからきぬかけの路の由来の紹介や詳細なコース説明をして出発です。なお本日は3つの寺院で3人のスタッフから詳しい解説があります。(写真は花園駅での出発式)

まずは花園駅から歩いて7~8分で妙心寺へ。南総門から入り境内へ。奈良では見られない数多くの塔頭があり、お寺の集合体のような大規模な寺院です。勅使門や仏殿、法堂などを見ながら北総門付近で、中浦会長から名調子の妙心寺に関して詳しい解説がありました。

臨済宗妙心寺派の大本山で花園上皇の離宮を禅寺に改めた1337年が妙心寺の開創の年としています。その後も応仁の乱などで大半の伽藍が消失したが、再興され今に至ります。

 

とにかく見どころがたくさんある寺院です。また一度ゆっくり訪れたいところですね。

(写真は妙心寺での解説の様子)

ここから北上し足利氏の菩提所として有名な等持院の前を通り、立命館大学の衣笠キャンパスの横を通り、竜安寺前に出ます。ここで「きぬかけの路」に入り仁和寺に向かいます。「きぬかけの路」とはいっても交通量の多い道路ですが・・・・

 

仁和寺では仁王門から中門を入った所でトイレ休憩です。またしばらくの時間寺の散策を各自楽しみます。紅葉も進行中で堂宇とのコントラストもいいですね。また春の桜もなかなかの名所のようです。

ここで本日の2番目の解説・尾花スタッフから仁和寺について詳しく解説がありました。

 

真言宗御室派の総本山で、平安時代初期(888年)宇多天皇により創建され、御室御所と呼ばれるように皇室との縁が深く、明治まで皇族が住職を務めた格式高い寺院とのこと。またグローバル企業となったOMRONの社名は御室(おむろ)が発祥であることに由来するそうです。(写真は仁和寺での解説の様子)(下の写真は仁和寺の二王門、中門、五重塔)

仁和寺から南下して、雙ヶ岡の東麓のつれづれの道に沿って進みこもれびの広場へ。

ここで本日の昼食タイムです。この雙ヶ岡は3つの丘があって京都盆地を見渡せる展望地点ですが、周りはぎっしり住宅街が取り巻いていますね。

 

 

約30分程昼食を楽しんで、恒例の蘊蓄話。今回は仏像についてのお話が尾花スタッフからありました。

(写真はこもれびの広場での蘊蓄話の様子)

午後はさらに南下をして、木島神社へ。ここは太秦にある秦氏ゆかりの社で、日本では珍しい三社鳥居が見られます。つまり三方から拝むことができるようになっています。

(写真は木島神社の三社鳥居)

ここから西に少し行けば広隆寺に到着です。ここでは三番目の解説野村スタッフより広隆寺について解説がありました。このお寺、603年に秦河勝が聖徳太子から賜った仏像を本尊として設立した京都最古の寺であり、その本尊が国宝指定第1号の弥勒菩薩像とのこと。

(写真は広隆寺での解説の様子)

また建物についても尾花スタッフから解説がありました。

(写真は本堂での建物解説中)

 

 

次はさらに西に向かい蛇塚古墳へ。

ここは住宅街に巨大な古墳の石室が露出した形になっており、飛鳥の石舞台古墳のようなものです。6世紀末から7世紀初頭の前方後円墳。しかしながらぎりぎりまで住宅街が迫りよくぞここまで開発を認めたものだ思いますね。

(写真は蛇塚古墳にて)

 

 

ここから近くの東映太秦映画村の入り口を見て、常盤御前ゆかりの源光寺を観てゴールの太秦駅も目指します。

 (写真は源光寺)

本日は、快晴のきぬかけの路ウオークお疲れさまでした。

本日の踏破距離は10km、参加人員は91名でした。

 

 

次回11月26日は桜井駅集合で高市大寺の3つの候補地を巡ります。ご参加お待ちしています。