・2020年10月6日例会


10月6日(火)

超リアルに復元・三吉石塚古墳はホタテ貝式

牧野古墳は押坂彦人大兄皇子の成相墓?

 

高田駅~築山古墳~新山古墳~三吉石塚古墳~讃岐神社~馬見丘陵公園・カリヨンの丘(昼食)~牧野古墳~JR五位堂駅

(写真はJR高田駅の出発式の様子)

薄曇りの天気の中、JR高田駅10時集合。72人の参加がありました。本コースは古墳と共に満開のチューリップを楽しもうと4月14日に企画していたコースです。当日は感染対策として受付前の検温や手の消毒、またソーシャルディスタンスを心掛けた例会運営を行いました。

(写真は受付前の検温の様子)

新山古墳は全長137mの前方後方墳。欄干に前方後方墳のイラストが描かれているところを見つけ、皆さんそれを見て前方後方墳がどんな形をしているのか納得です。(写真は新山古墳)

三吉石塚古墳はホタテ貝式古墳。二枚貝のホタテ貝に似ている形からこの名がつきました。このホタテ貝式古墳が複数造られているところが、馬見丘陵古墳群の特徴の一つとのこと。

 

讃岐神社は竹取物語と関わりの深い神社。竹取翁の出身氏族は讃岐造(さぬきのみやつこ)。竹取翁の邸がこの周辺にあったと説明板に書かれていました。また、美しく育ったかぐや姫に求婚したのが文武朝に実在した貴公子たちであることも、ヤマトを舞台に作られた物語であることを示しているとのこと。

 (写真は三吉石塚古墳)

馬見丘陵公園カリヨンの丘で昼食。赤く染まったコキアがなかなかの見応えでした。

(下記写真は左カリオンの丘、右コキア)

牧野古墳は舒明天皇の父の押坂彦人大兄皇子。天智天皇・天武天皇の祖父に当たります。『延喜式』に書かれている「成相墓(ならいのはか)」の可能性が高い古墳です。直径55mの大型円墳で、立派な石室で有名です。本日は、コキアが赤く色づく見頃の時で、皆さん古墳見学と共に赤く色づくコキアを楽しんでいただけたと思います。

 

次回は古墳から離れて、京都上狛から奈良般若寺へと、治承4年(1180)平重衡による南都焼き討ちをテーマに歩きます。皆さんのご参加をお待ちしています。

(写真は牧野古墳)