・2018年10月13日例会

10月13日(土)

[忍阪]は土蜘蛛八十建の征伐伝承地

国内最古級・浮彫の薬師三尊石仏を拝観

桜井駅―等彌神社―倉橋溜池周遊道路―ふれあい公園―

石位寺―舒明天皇陵―鏡女王墓―生根神社―大和朝倉駅―

仏教公伝の地―桜井駅

 

本日は快晴の祝日。絶好のウオーキング日和になりました。本日のコースは倉橋の溜池から、神武東征の終盤の伝承地として知られる忍阪を巡る里山風景を堪能するコースです。

 

桜井駅9時30分集合。本日は各地でウオーキングのイベントが重なったのか残念ながら参加者はいつもの例会より少ない41名。会長の挨拶、尾花リーダーのコース説明の後、等彌神社を目指して出発です。

等彌神社では、尾花リーダーではこの神社についての解説がありました。この神社、神武天皇時代に鳥見山の山中に創建され、12世紀初めに現在地に移築した延喜式神名帳に掲載された神社とのこと。

等彌神社からさらに南に歩き浅古の交差点を左におれ、最近では見られなくなった稲掛けの風景を見ながらしばらく歩き、右の山道を登れば倉橋の溜池に到着です。前には巨大な倉橋の溜池、背後には音羽山系の山々がそびえ、気持ちの良い眺望が広がります。

ここからは倉橋の溜池の周りに設けられた周遊道路に入り約1周(4km)します。対岸に見えるふれあい公園は本日の昼食場所。ここまではもう少し。湖面をカヌーが気持ちよく進んでいくのが見られます。

ふれあい公園1130分到着。ここで昼食。日差しも柔らか。そよ風も吹き眼下に広がる湖面を眺めながらの気持ちの良い昼食タイムです。

食後は恒例の蘊蓄話。尾花リーダーから今回は幕末の天誅組の話。ちょうど「西郷どん」の大河ドラマと関連深く皆さん熱心に聞いておられました。

午後は忍阪の舒明天皇陵を目指して出発です。残りの周遊道路を歩き、ここから倉橋の堰堤の下に広がる田畑の中を下っていきます。前方に忍阪野村を望み周りは稲刈りが進む田園。ウオーキングするにはすばらしいところですね。

忍阪に入り舒明天皇陵を目指します。途中に神武東征時八十建と戦った際に盾としたといわれる巨石・神護石があります。ここで尾花リーダーからしばし解説。

ここからもう少し上がると舒明天皇陵に到着です。正面の階段を上がり御陵の前で尾花リーダーより、この古墳の説明やこの時期の古墳についての詳しい説明がありました。

ここからさらに山道をたどり、藤原鎌足の正室といわれる鏡女王のお墓があります。

 

このお墓はこの地区の方がお世話されているとか。さらに山道を上がっていくと、欽明天皇の皇女である宮内庁管理の立派な大伴皇女の墓があります。ここでも尾花リーダーから解説がありました。「墓」と(陵)の違いなどなるほどの解説でした。

ここからは忍阪街道祭が行われている村の中を通り、途中右手の外鎌山のふもとの谷筋に神武天皇が土蜘蛛八十建を征伐したといわれる伝承地が見えることを聞き、朝倉台住宅地を通り、10kmのゴールになっている近鉄朝倉駅を目指します。

 

ここで10名ほどがゴールし、残りの参加者は桜井駅を目指してもうひと頑張りです。

 

 

途中慈恩寺の村の中にある玉列神社前でトイレ休憩です。

 

 

休憩後、中和幹線の下を進み、欽明天皇の金刺の宮跡で尾花リーダーより説明をうけ、初瀬川沿いにある佛教公伝の地に到着です。ここで仏教伝来の歴史について尾花リーダーから解説がありました。

 

ここからはゴールの最終15kmのゴール桜井駅を目指して最期の頑張りです。

 

本日はお疲れさまでした。気持ちの良い里山ウオーキングを堪能いただけたのではと思います。また途中の遺跡等でわかりやすい解説もあり桜井の地の歴史について理解をふかめていただけたことでしょう。

 

 

次回は満開のコスモス畑と斑鳩の古寺を巡ります。ご参加お持ちしています。