・2019年6月15日例会


6月15日(火)

高野紙製の愛らしい稚児大師像参拝

天理駅~浄土院~馬出し~櫟本公民館~帯解寺~大安寺~JR奈良駅

 

 

1日中雨、所によっては激しい雨が降るとの前日からの天気予報が影響したのか、27人の参加と、ちょっぴりさみしい例会になりました。どんよりと厚い雲が覆う中、それでも元気よくウォーミングアップをして出発しました。

天理駅を出発して間もなく、上街道に入ります。ところどころに残る町家に往時の風情が感じられます。櫟本公民館で手作りの資料と大和名所図会などを使って、尾花スタッフから上街道の解説がありました。

帯解寺で昼食。うんちく話では帯解寺の解説がありました。寺伝によると、文徳天皇は春日大明神のお告げにより「帯解子安地蔵」に祈願すると、皇后藤原明子との間に惟人親王(後の清和天皇)が生まれ、それに感謝して帯解寺と名付け、伽藍を建立されたとのことです。

また、駐車場を入った右奥に「小町の宮」の社があり、小野小町を偲んで地元の人々が建てたとのことです。つい、見逃してしまいそうな所にひっそりと建っています。

上街道を離れ大安寺に向かいます。途中、田植えが終わった水田を見ながら気持ちよく歩きました。

大安寺に着くと、聖徳太子が建てた熊凝精舎に始まり、百済大寺、高市大寺、大官大寺から平城京遷都に伴って大安寺へと続く、大安寺の歴史の説明がありました。

ここでIVVを渡して解散。希望者は弘法大師空海の生誕日を祝って行われる「青葉祭」に参加しました。人間国宝の鹿児島寿蔵が作った高野紙製の愛らしい稚児大師像が置かれ、法要の後、参拝者は各々仏さまに甘茶を掛けました。終了後、今年新しく常設された四国八十八か所のお砂踏み霊場を回り、帰途につきました。雨が降るどころか、昼からは陽が差すほどの良い天気でした。

 

 

次回は7月2日(火)。磐余池の五つの候補地をめぐります。是非ご参加ください。晴れるといいですね。