2021年3月14日例会


3月14日(日)

当尾を代表する石像物・わらい仏と西小五輪塔

極楽浄土のオーラを体感!九体仏は真に圧巻!

   加茂駅―六体地蔵―岩船寺―三体地蔵摩崖仏―ミロクの辻―わらい仏・ねむり仏―カラスの壺二尊―藪の中三尊摩崖仏―浄瑠璃寺―長尾阿弥陀摩崖仏ー西小墓地石仏群・五輪塔―たかの坊地蔵―加茂

 

コロナ禍で令和2年の1124日の例会を最後に中止していた例会を、本日より再開です。

本日のコースは加茂駅から岩船寺まで歩き、ここから当尾の石仏の道を楽しみ、浄瑠璃寺を見学して加茂駅に帰る大変魅力的なコースです。集合はJR加茂駅。天気も良く、日曜日ということもあり105名の参加がありました。ひさしぶりにお会いする会員の皆さんも元気そうで何よりでした。出発式では昨年の参加優秀者の表彰式を行い、ベストウオーカー賞5名、グッドウオーカー賞6名の会員の皆さんに会長から商品を授与しました。

10時過ぎ加茂駅を出発。県道天理加茂木津線のつづら折りが続く坂道をひたすら岩船寺を目指して登ります。

岩船寺にはちょうど12時に到着。門前にて三々五々昼食をとります。野菜や漬物などを売るお店が一軒ひなびた雰囲気がいいですね。

岩船寺の創設は729年行基が阿弥陀堂を建立したのに始まり、最盛期には39の坊舎を有したがその後兵火などで荒廃しました。

 江戸時代に修復もされ、昭和に本堂が再建された比較的こじんまりした趣のある寺院です。

昼食後は、野村スタッフから岩船寺にまつわる恒例の蘊蓄話を聞き、石仏の道へ出発。

まずはミロクの辻、山際の巨岩に仏さまが線彫りされており伊末行の作とのこと。

わらい仏・ねむり仏、わらい仏は当尾の代表的な石仏の一つで微笑みをたたえたなかなかユーモラスな石仏、かたわらには半分土の中に埋もれている小さなねむり仏もあり。

カラスの壺二尊 道が交差する分岐点で「カラスの壺」と呼ばれているところ。角石のコーナーに地蔵さんと阿弥陀さんが彫られています。

あたご灯篭 細長い自然石を使用した灯篭。なんともユニーク

藪の中三尊摩崖仏 藪の中の岩に地蔵、十一面観音、阿弥陀如来を彫っている13世紀作製の当尾最古の石仏。

小一時間の石仏の道のウオークを楽しみ、浄瑠璃寺に到着。山門をくぐれば広い池の右には本堂、左には三重の塔が佇む。平安中期から流行した伽藍配置とか。 

三重と塔の前で、会長から浄瑠璃寺に関する解説があり、皆さん理解を深められたことでしょう。

奈良県にある寺院とは一味違う庭園と伽藍が一体となった何かほっとするたたずまいです。また四季おりおりの花が来訪者を歓迎してくれる花のお寺でもあります。

浄瑠璃寺から下りの続く1時間ばかりのウオークで加茂駅到着です。

 

本日はお疲れさまでした。歩行距離は14km。

次の例会は321日(日)JR王寺駅から明神山頂目指して歩きます。

 ご参加お待ちしています。