・2018年10月23日例会

10月23日(火)

満開のコスモス畑と日本最古の三重塔

「聖徳太子建立七大寺」の一つ法起寺

大和小泉駅―小泉神社―法起寺―三井瓦窯跡―

赤染の井―法輪寺―法隆寺―藤ノ木古墳―

竜田公園―三室山―王寺駅

 

 

本日のコースは、法起寺の三重の塔を望みながらそのまわりに広がる満開のコスモス畑や斑鳩三塔を巡るウオークです。天気は前日の午後遅く雨の予想とは異なり朝から雨模様。せっかくの気持ち良い秋空で快適なウオークを期待していただけに残念。

10JR小泉駅集合。雨模様にかかわらず54名の参加者がありスタッフ一同一安心でした。会長の挨拶と野村リーダーからのコース説明をして雨の中出発。まずは小泉神社へ。

小泉駅から西に富雄川を渡りしばらく行くと小泉神社に到着。ここではリーダーの野村から小泉神社の由緒について解説がありました。

芦川を渡りしばらく行くと、背景に法起寺の三重塔を望みながら一面にピンク、赤、白のコスモス畑が広がり、今が満開。あいにく雨で秋の澄み渡った青空に咲き乱れるコスモスとはいきませんが、皆さん写真にこの景色をおさめようと盛んにシャッターを切っていました。法起寺では、尾花スタッフから法起寺の伽藍配置を中心に解説ありました。

ここからは里山風情。まずは三井瓦窯跡を見学。ここは7世紀の斑鳩古代寺院の成立に関連する瓦の生産遺跡として重要とのこと。

さらに三井の村の中を歩き赤染の井へ。聖徳太子が掘った3つの井戸の中で現存するただ1つの井戸とのこと。のぞくと水がわいていました。

法輪寺へ。ここでトイレ休憩と尾花スタッフから法輪寺の解説がりました。この寺は聖徳太子の御子山背大兄王が太子の病気平癒を願って建立されたという説があり、伽藍配置は法隆寺式であるとのこと。たくさんの参加者が近くのお店で格安?の柿を買っていましたね。

この時間になると雨も上がり、里山を楽しみながら法隆寺へ。

 

法隆寺では尾花スタッフより法隆寺の成り立ちを詳しく解説。みなさんの知識の整理に役立ったのでは。

間もなく12時。本日は雨模様ということもあり、昼食場所を斑鳩健民グラウンドから法隆寺門前のiセンターに変更してここで昼食場所としました。

 

1230分午後の出発。本日の蘊蓄話は、場所の関係から竜田公園に変更。次は藤ノ木古墳へ。

 

法隆寺の西側の瀟洒な住宅街を通り、右に折れると藤ノ木古墳。その前にはコスモス畑が広がり満開だ。

藤ノ木古墳ではまず石室の中をのぞき観察。そして尾花スタッフから藤ノ木古墳の詳しい解説があり、埋葬された2人の謎など興味深い話に皆さん熱心に聞いていました。

ここから25号線と平行して走る旧街道を西へ。龍田神社の前を通り、竜田大橋を渡り竜田川河川敷の遊歩道に下り竜田公園へ。

ここでトイレ休憩。その後尾花スタッフより蘊蓄話。今回は前々回から続く天誅組の最終編を聞く。東吉野村での天誅組の顛末から、主将の公卿中山忠光の最期やその子の生涯まで話がおよび、皆さんの大きな拍手をいただいた。

ここからは三室山のふもとを通り、大和川の堰堤の道を通りゴールの王寺駅へ。

 

本日は雨の中お疲れさまでした。今回はコスモスの満開の時期とぴたりとあい満足いただけたことでしょう。

 

 

次回は関西本線の旧線と幻の大仏鉄道を歩きます。ふるってご参加ください。