・2019年1月8日例会

1月8日(火)

豪華復元・第一次大極殿と朱雀門鑑賞

【初詣ウオーク】新春の世界遺産・平城京跡へ

奈良駅―舟橋通―一条高校―不退寺―宇和奈辺古墳―海龍王寺―法華寺―遺構展示館―朱雀門―平城京いざない館―第1次大極殿―小奈部陵墓参考地―磐之媛陵―平城山駅

 

 

新年最初の例会です。本年は昨年の悪天候と違い快晴、幸先良いスタートなりました。コースは世界遺産の平城京跡と最近できた「平城京いざない館」見学、平城京の北にある佐紀盾列古墳群を巡る新春にふさわしいのんびりしたコースです。

10時JR奈良駅集合。本日の出発式では、式の開始に先立って先日ご逝去された会員のご冥福を祈り全員で黙とうを行いました。

続いて、昨年例会に熱心に参加された成績優秀者の会員を表彰する表彰式を行いました。昨年は「ベストウオーカー賞」(全25回の例会出席)は3名、「ベターウオーカー賞」(24回から20回の例会出席)は4名、「グッドウオーカー賞」(19回から15回の例会出席)は14名。

H27年からH30年まで全例会(100例会)踏破の会員1名には「4年連続パーフェクト賞」を贈りその健闘を讃えました。

 

 

また中浦会長からは表彰に関して講評があり、続いて永原リーダーから本日のコース説明の後、不退寺に向け出発です。

舟橋商店街からは奈良市が定めたハイキングコースの歴史の道に沿って歩きます。不退寺に近づくにしたがって高台になり、大仏殿から若草山など奈良市が一望でき

なかなかのロケーションです。山焼きの時の隠れたスポットとのこと。

 

 

不退寺の門前で列詰めをして、大和路線をこえると宇和奈辺古墳に到着です。

 

 

非常に大きな前方後円墳でその周りのウワナベ池も広大で埋葬されている首長の勢力の大きさがうかがえます。気持ちの良い風景を堪能しながら海龍王寺へ。

 

 

海龍王寺を少し見て法華寺の前を通り平城京に向かいます。

 

 

遺構展示館前でトイレ休憩の後、第一次大極殿の南門の巨大な復元工事を右手に見ながら昼食場所の「平城京いざない館」に向かいます。快晴の広大な平城京跡のウオークは快適そのものですね。

12時「平城京いざない館」に到着。ここで昼食休憩とこの館の展示物の見学タイムです。この平城京いざない館は最近開設された平城京跡の魅力を出土品や資料を通じて理解する施設となっています。中は4つの展示室で構成され平城京の町の様子や暮らしぶりがよく理解できるように展示構成されています。見る価値大ですね。

昼食後は朱雀門前で恒例の蘊蓄話が尾花スタッフからありました。今回は不退寺、海龍王寺、法華寺そして平城京跡の解説が写真も駆使してありよく理解頂けたようです。

午後のスタートです。大極殿修復工事の一貫として今建設中の巨大な南門の真横を通り平城天皇楊梅陵(市庭古墳)へ。ここで尾花スタッフより平城天皇と、この古墳について解説がありました。この古墳、今は後円部だけ残り、前方部は平城京建設時削られたが、もとは250m程あった巨大前方後円墳で5世紀前半の築造とみられています。平城天皇の時期とは合わず陵墓としては?がついているそうです。

ここから水上池のほとりを東に進むとコナベ池とそこに浮かぶ小奈部古墳が見えてきます。この古墳もなかなか大きい。左にまがり小奈部古墳に沿って北に進むと磐之媛命陵に到着です。このあたり大きな池を持つ古墳が密集しており古代の巨大な霊園のようで静かな雰囲気が漂うところ。でも民家があちこちにありますが・・・

磐之媛命陵の前で、尾花スタッフによりこの磐之媛の話や佐紀盾波古墳群の話などの解説がありました。巨大古墳群が柳本から佐紀、さらに馬見へと時代とともに移っていく話など大変興味深く皆さん聞いておられました。 

ここからは奈良西ノ京斑鳩自転車道を歩きゴールの平城山駅まで最後のウオークです。

 

本日はご苦労様でした。天気も良く、歩く道も里山風情でなかなか快適なウオークでした。 踏破距離は11km、参加人数は108名でした。  

  

次回はJR久宝寺10時集合。久宝寺御坊から八尾御坊まで歩きます。ご参加お待ちしています。