・2019年9月24日例会


9月24日(火)

京都『一条通』は【百鬼夜行】の通り

鵺とは、顔が猿、胴が狸、手足が虎、尾は蛇!!

円町駅―—一条妖怪ストリートー大将軍八神社―土蜘蛛塚―北野天満宮―浄土院(湯沢山茶くれん寺)-智恵光院―橘児童公園―清明神社―一条戻り橋―相国寺―猿が辻―鵺池―二条公園―JR二条駅

  

本日の企画は京都の右京区の一条通り周辺の名所旧跡を歩き、平安京に始まる古都の風情を楽しもうというウオークです。ただこのあたりは平安京の端にあたり、ここから外は妖怪等?が跋扈していたとか。一条通にはかわいい?妖怪がたむろしているようです。

 

 

JR円町駅10時集合。本日の天気は少し雨の心配があるものの今のところは曇り模様。出発式では会長より挨拶、リーダーの野村スタッフよりコース説明があり出発です。(写真は円町での出発式)

円町から西大路を北上し西大路一条で右折れして、一条妖怪通りに入ります。狭い通りですが、道の両側のお店の前には、ところどころかわいい妖怪が出没していますね。これは町おこしで年1回お祭りがあるそうです。

 

途中大将軍八神社に立ち寄り境内で野村スタッフより大将軍八神社の由来について解説がありました、平安京造営の際に方位保護のため、桓武天皇の勅願で建立された大将軍堂がこの神社の始まりと言われ、また応仁の乱の後大将軍八神社と名付けられたとのこと。次は北野天満宮を目指します。

(写真は大将軍八神社の境内にて)

北野天満宮の境内に入り、左手にある土蜘蛛塚を見学。ここでは野村リーダーから土蜘蛛塚についてのガイドがありました。平安中期、源頼光を襲い退治された土蜘蛛の巣があった所とのこと。(写真は土蜘蛛塚にて)

この北の天満宮は菅原道真公をご祭神としてまつる全国約一万二千社の天満宮、天神社の総本山です。その楼門の前でしばし休憩。さすが総本山だけあり広大で境内の建物も立派。社殿は国宝とのこと。(写真は北野天満宮楼門にて)

 

ここからは上七軒は昔は花街。いまは古都の風情ある建物が残り、歴史を感じさせる石畳の町並みを歩きます。このあたり京都でも指折りの京都を感じる界隈ですね。

 

 

今出川通りに出ると左手に浄土院(通称湯沢山茶くれん寺)があります。秀吉が名付けたというなかなかユニークなネーミングのお寺のようです。

智恵光院を通り橘公園で昼食です。横のグラウンドでは幼稚園児が元気に運動会の練習をしていますね。

 

昼食後は恒例の蘊蓄話。尾花スタッフより前回に続き神武天皇関連の話がありました。毎度興味尽きない話が続きますね。

 

午後のスタート。まず清明神社を目指します。

(写真は午後の蘊蓄話の様子)

晴明神社は外からながめるだけで通過。この神社は平安時代中期の天文学者である安倍晴明の偉業をたたえ一条天皇の命により晴明の屋敷跡に建てられた神社とのことです。

(写真は晴明神社にて)

ここから堀川に出て一条戻橋で堀川の河川に下ります。ここはよく整備されていて、公園のようになっています。ここで会長より一条戻橋にまつわる数々の逸話が紹介されましたが、中にはおどろおどろしい話も残っていますね。皆さん川岸の階段に座り会長の名調子に聞きほれて?いました。

(写真は一条戻橋での説明の様子)

ここから烏丸通りに出て北上。このあたりは若いい人ばかり。活気が違いますね。同志社大学を過ぎたあたりで右折れすれば相国寺の境内に入ります。ここは禅宗の名刹。荘厳な雰囲気が漂いますね。

(写真は相国寺にて)

ここから南下し京都御所に入ります。広大な御所のなかの砂利道をウオーキングです。ここで見どころが1つ。猿が辻という立派な築地塀の角を見上げると、金網のなかにお猿(の彫り物)がいます。ここで野村リーダーからガイドがありました。それによりましと、ここは御所の鬼門、日吉山王社のお使いの猿を祀っていますが、この猿夜な夜な抜け出して通行人にいたずらをするため金網で封じ込めたそうです。

(写真は京都御所の猿が辻にて)

御所の中の砂利道をたっぷり歩いて丸太町通りへ。ここからは丸太町通りを西へ歩き二条公園へ行きます。

二条公園では横の鵺池に注目。今でも水がわきでており、鵺池という怖そうな名称の由来について野村リーダーから解説がありました。なるほどなるほどというところです。

 (写真は鵺池にて)

ここからゴールの二条城駅を目指します。 

 

本日はお疲れさまでした。踏破距離は12km。参加人数は88名でした。

 

 

 

次回は10月8日。桜井市の出雲人形の里から穴師の相撲神社まで歩きます。ご参加お待ちしています。