・2018年1月8日例会

1月8日(月)

新春の山の辺の道(南)を初詣しよう!

我国最古の神社・大神神社と石上神宮

 

桜井駅―仏教公伝の地―大神神社―桧原神社―天理市トレイルセンター(昼食・10㎞ゴール)-夜都伎神社―石上神宮―天理本通りー天理駅

 

今年の歩き初めは人気の山の辺の道(南)。天気予報では1日雨が降るとのことで、参加者は19人とチョッピリ寂しい例会になりましたが、皆さんは冷たい雨の中でも元気に歩いておられました。

 

初瀬川の馬井手橋を渡ると仏教伝来の地の碑が見えます。この碑の所で、スタッフから仏教伝来の説明がありました。

 

538年(日本書紀では552年)、百済の聖名王が金銅の仏像と経典などを欽明天皇に贈られました。難波から大和川を遡り、この地に着きました。仏教の受容を巡って、崇仏派の蘇我氏と排仏派の物部氏が長い間対立が続きました。587年蘇我馬子が物部守屋を討ち、明日香に本格的な寺院の法興寺(現飛鳥寺)が建てられ、奈良時代に入って聖武天皇が奈良大仏を建立とする仏教文化が花開いた、出発点がこの地でした。

 

 玄賓庵を過ぎると「山辺道」の道標が見えます。ここは古道の趣が残る所で、人気の撮影ポイントになっています。

 

山の辺の道には、万葉歌碑、石碑、石仏、地蔵さんなど見どころがいっぱいです。

桧原神社は大神神社の摂社で、大神神社と同様本殿を持たない神社です。ここでは〆鳥居を額に見立て、二上山を望む景色が素晴らしい所です。天気が悪く二上山が見えませんでしたが、スタッフが紹介した、お彼岸の頃に二上山の雄岳と雌岳の間に沈む夕日の写真に、目を見張っていました。

 

景行天皇陵、崇神天皇陵など巨大な前方後円墳を横目でみながらウオーキングが続きます。

昼食場所の天理トレイルセンターに着く頃から雨が降り出しました。センターの中に入るとストーブが焚かれていて、冷えた身体には文字通り暖かいおもてなしでした。昼食後はお馴染みの蘊蓄話。今日は、山の辺の道が“最古の古道”と呼ばれる所以についての話でした。『古事記』に「崇神天皇を山辺道勾崗上陵(やまのべのみちのまがりのおかのみささぎ)に葬る」とあり、4世紀中頃に造られたと考えられる古墳(お墓)に、山辺道が表れていることから、最古の古道と呼ばれているとのことです。

 

夜都伎神社を過ぎた道沿いに、寒桜が咲いていました。冬の殺風景の景色の中で、心が和みました。

 

内山永久寺を過ぎると間もなく石上神宮に到着します。

ここで、スタッフから最後の説明がありました。大正時代まで本殿は無く、大神神社と同様の信仰形態をとっていたとのことです。御祭神は「布都御魂大神」。神武東征の際、邪神の毒気にあった神武天皇を蘇らせたという霊剣です。また、内山永久寺が廃仏毀釈で廃寺になったため、本神宮に移された割拝殿(国宝)が休憩所の東に建っています。境内を自由に歩く鶏(烏骨鶏)は、天照大神が天岩戸から出てこられた時に“コケコッコー”と鳴き、夜明けを告げる神の使いとして飼われています。

 

 

 

お疲れさまでした。雨中のウォーキングでしたが、皆さん、楽しんでおられたようです。次回は1月23日(火)。“達磨寺三号墳上に建つ達磨寺本堂。必拝!聖徳太子像・達磨大師像(重文)”です。皆様のご参加をお待ちしています。