・2017年6月6日例会

6月6日(火)

 泊瀬谷から磯城嶋を経て纏向に至る

―大和桜井の皇居跡探訪 ② ―

 JR桜井駅南口―泊瀬列城宮跡―泊瀬朝倉宮跡―

磯城嶋金刺宮跡―磯城瑞籬宮跡―纏向日代宮跡―

纏向珠城宮跡―JR巻向駅

 

本日は、桜井ウオーキングクラブの地元桜井市の古代の皇居跡を巡るウオーキングの第2弾です。前回は桜井駅の南側を中心に廻りましたが、今回は北側の6か所を巡る少し距離のあるウオーキングです。

 

 天気は晴れ、暑そう。9時30分桜井駅南口集合。出発式を行って、さっそく出雲にある泊瀬列城宮跡目指してスタートです。本日の参加者は92名。

 

  桜井市内を東に進み、桜井高校前を通り、宇陀が辻で国道165号線を渡って朝倉へ。昔の伊勢に行く街道筋であった、古い町並みが残る朝倉の旧道をひたすら東へウオーク。白山神社で小休止。ここでリーダーの会長より白山神社についてレクチャーがありました。それによると泊瀬朝倉宮の場所について所説あるが、保田輿重郎がこのあたりを宮跡と推定し、また雄略天皇の歌で始まる万葉集の発祥の地として神社境内に記念として碑を設立したとのこと。

(写真は白山神社にて)

 さらに国道165号線沿いの狭い歩道を東に進み、出雲の旧初瀬街道に入りしばらく行くと、12柱神社に到着です。ここは第25代武烈天皇の泊瀬列城宮があった所です。

(写真は12柱神社の境内にて)

 会長のレクチャーによると、この神社は天照大神など12の神をまつり、またこの出雲狛犬があり、また約3mの鎌倉時は初の天覧相撲で勝利した野見宿禰を祖としており、境内では4人の力士で支える代初期の野見宿禰の五輪塔が鎮座しています。

 

また境内一帯は第25代武烈天皇の泊瀬列城宮跡の伝承地ともされ武烈天皇を祀る祠や石碑があります。また武烈天皇の伝えられる行状についてもコメントあり。

(写真は五輪塔にて)

先ほど来た道を引き返す途中、出雲人形を製作している水野さん方により、素朴な造りでほんわか感のある出雲人形を見学。伝統工芸品として頑張ってもらいたいものです。

 

 白山神社を通り、朝倉小学校を経てしばらく行くと慈恩寺にある春日神社に到着です。ここは第21代雄略天皇の泊瀬朝倉宮があったといわれているところです。会長の説明によると、このあたりは脇本遺跡として発掘調査が進んでおり、5世紀半ばから7世紀までの大型建物などの遺跡が発見されているとのこと。

 

 

 

 慈恩寺区の昔の伊勢街道といわれた道を少し西に行くと玉列神社に到着です。12時前、ここで昼食です。

(写真は春日神社にて)

 昼食後いつもの蘊蓄話。本日は皇居跡探訪ということもあり、今話題の女性宮家に関するきわめて明快な理系の解説があり、論点としては納得かな。

 

 ここで15kmコースと8kmコースに分かれます。8kmコースは近くの近鉄朝倉駅でゴール。15kmコースは次の磯城嶋金刺宮跡めざし出発です。中和幹線の高架の下を通り、初瀬川を渡ると間もなく磯城嶋金刺宮跡に到着です。ここで会長から解説あり。このあたりは粟原川と初瀬川に挟まれた中州で磯城嶋と呼ばれており、金刺宮の場所については諸説があり、今建てられている碑は、すぐ近くの桜井市の浄水場にあったのが移設されたとのこと。(写真は金刺宮跡にて)

 

 次は磯城瑞籬宮跡を目指します。途中仏教公伝の地にある壁画を見学。これは遣隋使がこの地にやってきた様子を描いたもので、分かりやすく漫画チック?に描かれています。

  

初瀬川を渡り金屋に入りしばらく西に進み、右折れすれば志貴御県坐神社に到着です。ここが第10代崇神天皇の磯城瑞籬宮跡といわれているところになります。少し高台になっており、磯城嶋が南に広がるところで皇居としても見晴らしの良い落ち着いたところのようです。

(写真は志貴御県坐神社にて)

 また山の辺の道にもどり、平等寺を経て三輪明神に入ります。三輪明神の休憩所でトイレ休憩し檜原神社をめざします。

 

 ここからは山の辺の道でも最も雰囲気のある道が檜原神社まで続きます。檜原神社で休憩し、県道50号線に出て少し下り右に入れば田園地帯。ここから少しきつい上りに入り、みかん農園の中を登れば相撲神社に到着です。

  

相撲神社は、土俵らしきものがビニールで覆いされていたり、かわいい力士像?が設置されていたりと、相撲神社らしい様子がうかがえますが、由緒ある場所の割には少し寂しい限りかな。(写真は相撲神社付近からの展望)

 

 この高台から眼下に纏向遺跡や景行天皇陵が広がり、4世紀から6世紀ごろの繁栄が目に見えるようです。少し下ると第12代景行天皇の纏向日代宮跡の碑があり、さらに下り休憩所で最後のトイレ休憩。

 

 珠城山古墳の横を通りさらに下ると新しい碑が右手に見えてきます。このあたりが第11代垂仁天皇の纏向珠城宮跡があった所のようです。

 

 

これで今日の6つの皇居跡はすべて見学終了。この三輪山のふもとに歴代の天皇が住まいし日本を治めていた事実をこの目で確かめる興味あるウオークでした。感想はいかがでしたでしょうか?

 

本日はお疲れさまでした。歩行距離は8km(朝倉駅ゴール)、15km(巻向駅ゴール)でした。